FXとは、米ドルやユーロなどの海外通貨を使って利益を狙う金融商品です。

レバレッジという仕組みの利用ができ、手元資金の◯倍の取引ができることから、少ない投資資金でも大きな利益が狙えるとして老若男女問わず人気があります。

株式投資や投資信託と並んで非常に人気が高いFXですが、皆さんはFXには2つの種類があるのをご存知でしょうか?

FXには海外FXと国内FXというものがあるのです。

同じFXという名前がついてはいますが、大きく違う点もありますので、注意が必要になります。

そこで今回は、海外FXと国内FXの違い等について詳しく説明をします。わかりやすく紹介をしますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでいただければ、海外FXと国内FXどちらを選べば良いか分かります。

関連記事:海外FXおすすめ業者人気ランキングBest25!海外FX口座比較一覧

目次

海外FX業者と国内FX業者の違い比較一覧表

まずは海外FX業者と国内FX業者の違いについてまとめました。

スクロールできます
項目海外FX国内FX
信頼性(金融ライセンス)低い業者もある高い
取引プラットフォームMY4・MT5、 ctrader業者ごとに独自
最大レバレッジ無制限25倍
スプレッド広い狭い
ロスカット水準低い(0%~)高い(50%~)
ゼロカットシステムありなし
追証なしあり
取引ツール使いやすい使いやすい
ボーナス(口座開設・入金)豪華かつ受け取りやすい受け取りにくい
取引の透明性高い(NDD方式)低い(DD方式)
取扱い商品豊富(CFDも利用できる)FXのみ
取引手数料ノースプレッド口座だと発生なし
取引方式NDD方式DD方式
スキャルピング可能できない業者が多い
自動売買可能可能
ソーシャルトレード可能できない業者が多い
VPSサーバー使える使える業者もある
最少取引単位1通貨単位~1通貨単位~
最低入金額1円から1円から
入金方法豊富(CFDも利用できる)少ない
入金スピード普通早い
入金手数料なし(少額だとかかる場合も)なし
出金方法豊富(CFDも利用できる)少ない
出金スピード普通早い
出金手数料なし(少額だとかかる場合も)なし
税金総合課税20.315%の源泉分離課税
日本語サポート良い完璧
おすすめ業者XM、ExmessなどSBI FX、みんなのFXなど
海外FX業者と国内FX業者比較

いかがでしょうか?様々な違いがあるのをご理解いただけたのではないでしょうか。これから海外FXと国内FXの違いについてわかりやすく説明をします。結論は、海外FXの方がおすすめです。

海外FXとは?5つのメリット・3つのデメリットを解説!

こちらの章では、海外FXのメリットとデメリットについて紹介をします。

そもそも海外FXとは何かについても説明しますので、参考にしてください。

海外FXとは?

海外FXとは、海外のFX業者を利用して行うFXです。

国内FXとは違う様々なメリットがあります。

もちろんデメリットもありますが、圧倒的にメリットが多いので、ぜひメリットとデメリットについて理解し、海外FXを利用するようにしましょう。

海外FXの5つのメリット

海外FXには様々なメリットがありますが、主なメリットは5つです。

海外FXのそれぞれのメリットについてわかりやすく紹介をします。

国内FXとは比べ物にならないほど高いレバレッジの利用ができる

国内FXで利用できる最大レバレッジは25倍ですが、海外FXでは業者によっては数千倍のレバレッジの利用ができます。高いレバレッジの利用ができるのは、海外FXの大きなメリットになるでしょう。

高いレバレッジの利用ができるので、極めて資金効率の高い取引が可能です。例えば1ドル100円の時に10,000ドルの取引をしたい場合、レバレッジ25倍とレバレッジ1000倍で必要な証拠金をまとめてみました。

  • レバレッジ25倍の場合…4万円
  • レバレッジ1000倍の場合…1,000円

いかがでしょうか?少ない投資資金からでも大きな利益が出せるのは、海外FXの最大の特徴といえるでしょう。

ゼロカットシステムが採用されている

海外FXは、強制決済システムにゼロカットシステムが採用されています。

ゼロカットシステムとは、最大損失額が口座残高に収まる強制決済システムです。

しかし、この記事を読んでいる方の中には「最大損失額=口座残高だと、かなり大きなマイナスではないか」と思われる方も多いのではないでしょうか。

確かに、一見すると、最大損失額が大きいように思いますが、マイナス残高にならないということになります。

つまり、追証(追加証拠金)が発生しないのです。

追証とは、FX業者に借金をすることになるので、返済をしなければなりません。

国内FXの場合はこの追証が発生します。最悪の場合、莫大な追証を背負う可能性もあるのです。

一方、海外FXの場合は、どんなに損をしても、追証が発生しないので、安心して取引ができます。

追証が発生しないゼロカットシステムが採用されているのは大きなメリットになるでしょう。

ボーナスが非常に豪華

海外FXはボーナスが非常に豪華です。具体的に海外FXで1番人気のあるXMのボーナスをまとめてみました。

XMには主に3つのボーナスがあります。

  • 口座開設ボーナス
  • 入金ボーナス
  • 取引ボーナス

それぞれのボーナスについてまとめましたので、参考にしてください。

口座開設ボーナス

XMの口座開設ボーナスは口座を開設しただけで13,000円をのボーナスがもらえます。もちろんボーナスだけの出金はできませんが、取引で利用が可能です。口座開設をしただけで無条件で1万3000円ボーナスがもらえるのは国内FXでは考えられないでしょう。

ただし、XMでは最大1人で8つの口座の開設ができますが、最初の1つの口座しか口座開設ボーナスはもらえませんので注意してください。

入金ボーナス

XMで最も豪華なのがこの入金ボーナスです。入金金額によって最大100%のボーナスがもらえる内容になります。XMの入金ボーナスの詳細をまとめました。

スクロールできます
入金額ボーナス計算ボーナス金額
1万円1万円に対して100%1万円
5万円5万円に対して100%5万円
10万円5万円に対して100%5万円に対して20%5万円+1万円=6万円
50万円5万円に対して100%45万円に対して20%5万円+9万円=14万円
100万円5万円に対して100%95万円に対して20%5万円+19万円=24万円
XMの入金ボーナス

いかがでしょうか?かなり豪華なボーナスであるのがご理解いただけるのではないでしょうか。

取引ボーナス

XMでは取引をするだけでボーナスがもらえます。XMの取引ボーナスについてまとめました。

XMでは、取引すれば

スクロールできます
ランク到達条件受取ポイント
Executive初回取引完了10XMP/Lot
Gole30日以上の取引13XMP/Lot
Diamond60日以上の取引16XMP/Lot
Elite100日以上の取引20XMP/Lot
XMの取引ボーナス

するほど取引ボーナスがついてきます。XMは取引量によってランク分けされています。XMのランクは以下の通りです。

ポイントは、トレードに使うか現金に変えることができますが、圧倒的にトレードに使った方がお得になります。

  • XMP ÷ 3 = ボーナス獲得
  • XMP ÷ 40 = 現金獲得

いかがでしょうか?こちらもかなり豪華なボーナスだとご理解いただけるのではないでしょうか。

このように、海外FXは豪華なボーナスを提供している業者が多いのもメリットになるでしょう。

世界で最も利用されているFXのプラットホームのMT4とMT5の利用ができる

海外FXのプラットフォームは、多くの業者でMT4とMT5の利用ができます。

MT4とMT5は世界で最も利用されているプラットホームだけあって、様々な特徴があります。

それぞれの特徴についてまとめましたので参考にしてください。

スクロールできます
項目MT4MT5
動作スピード遅い早い
時間足9種類21種類
気配値ウィンドウ機能が少ない機能が多い
モバイルアプリ機能が少ない機能が多い
板情報なしあり
標準搭載のインジケータ30種類38種類
カスタムインジケータ・EAの数豊富少ない
対応海外FX業者ほぼ対応一部のみ
MT4とMT5の比較

MT4とMT5はそれぞれに特徴がありますが、大まかに分けるとMT4はカスタムインジケータやEAの数が豊富なので、自動売買を中心に行いたい方にメリットが大きいです。

一方MT5は動作スピードが速く、利用できる時間は4名とも多いので、裁量取引を中心に行いたい方が利用するのが良いでしょう。

世界最大のプラットホームの利用ができるのも、海外FXの大きなメリットになります。

NDD方式が採用されているので、公平な取引が期待できる

NDD方式は.マーケットからとってきた為替レートをそのままトレーダーに提示する為替レート提示方式のため不正が起こりえません。

一方、国内FXでよく使われているDD方式の場合、マーケットからとってきた為替レートを一旦FX業者が抱え込むため、不正が起こりやすいといわれています。

公平な取引方式であるNDD方式を採用しているのは大きなメリットになるでしょう。

「海外FXの3つのデメリット」

海外FXにはメリットだけではなくデメリットもあります。海外FXの主なデメリットは3つです。

それぞれのデメリットについてわかりやすく説明をします。

高いレバレッジの利用ができる分、あっという間に大きな損失になる可能性がある

海外FXの最大のメリットは、国内FXに比べてはるかに高いレバレッジの利用ができることです。

しかし、その分あっという間に大きな損失になる可能性があります。

特に、負けているときに、ナンピンなどをすると莫大な損失になる可能性があるので、常に冷静に取引するようにしましょう。

スプレッドが若干広い

海外FXは国内FXに比べてスプレッドが若干広いです。主要海外FX業者と国内FX業者のスプレッドを比較してみました。

・主要海外FX業者のスプレッド

スクロールできます
FX業者USD/JPYEUR/JPYGBP/JPYEUR/USD
XM2.4pips2.7pips5.9pips1.9pips
BigBoss1.7pips2.2pips3.1pips1.7pips
Tradeview1.4pips1.4pips3.3pips0.7pips
Axiory1.4pips1.8pips2.7pips1.3pips
Titan FX1.1pips1.8pips3.4pips1.3pips
Traders Trust2.0pips2.5pips3.2pips1.3pips
HFM2.0pips2.3pips3.3pips1.4pips
FBS1.8pips2.6pips6.1pips1.1pips
LAND-FX1.2pips1.3pips1.8pips0.7pips
海外FX業者のスプレッド

・主要国内FX業者のスプレッド

スクロールできます
FX業者USD/JPYEUR/JPYGBP/JPYEUR/USD
パートナーズFX nano
(マネーパートナーズ)
0.00銭0.2銭0.4銭0.3pips
SBI FXトレード0.18銭0.48銭0.88銭0.38pips
みんなのFX
(トレイダーズ証券)
0.2銭0.4銭0.8銭0.3pips
DMM FX
(DMM.com証券)
0.2銭0.5銭0.9銭0.4pips
FXダイレクトプラス
(セントラル短資FX)
0.2銭0.4銭0.6銭0.2pips
LIGHT FX
(トレイダーズ証券)
0.2銭0.4銭0.9銭0.3pips
国内FX業者のスプレッド

このように海外FX業者のスプレッドは若干広いです。

ただし、公平な為替レート提示方式であるNDD方式を採用しているため、ある意味仕方がないといえます。

なぜならNDD方式の場合、顧客と利益相反関係にないからです。

一方、DD方式の場合、顧客と利益相反関係になるため、顧客が損をすると、FX業者は儲かる仕組みになります。

つまり、スプレッドが狭くても、様々な操作がされる可能性があるため、多少スプレッドが広くても、海外FXの方がメリットが大きいともいえます。

知名度が国内FXに比べて低い

海外FXには様々なメリットがあり、正直国内FXに比べはるかにメリットが大きいです。

しかし、国内FXほど日本に普及しない最大の理由は、知名度が低いことでしょう。

国内FX業者については、皆さんご存知の業者が多いと思いますが、海外FXについては知らない業者も多いのではないでしょうか。知名度が国内FXに比べて低いのは、今後の大きな課題になるでしょう。

国内FXとは?5つのメリット・3つのデメリットを解説!

こちらの章では、国内FXについてと国内FXのメリットやデメリットについて説明をします。

わかりやすく説明をしますので参考にしてください。

国内FXとは?

国内FXとは、日本の金融庁の認可を得て、国内で業務を行っているFXのことです。

国内FXは最大レバレッジ25倍でロスカットが採用されています。

皆さんが思い浮かべるFXは大抵の方の場合、国内FXになるはずです。それでは国内FXのメリットやデメリットについて見ていきましょう。

国内FXの4つのメリット

国内FXの主なメリットを4つ紹介します。

国内FXの5つのメリットについてわかりやすく紹介をします。

知名度が高い

国内FXは海外FXに比べて圧倒的に知名度が高いです。

海外FX業者については知らなくても、国内FX業者については聞いたことがある業者が多いのではないでしょうか。

インターネットなどでも積極的に広告を出しており、多くの人に知られているのは、国内FXの大きなメリットになるでしょう。

入出金がスピーディーかつ安心

海外FXも入出金は安心してできる業者が多いですが、残念ながら、中には、入出金が遅い業者や怪しい業者もあります。

一方、国内FXに関しては全ての業者で安心して入出金ができます。

スピードも非常に早く、安心して入出金ができるのは、国内FXの大きなメリットといえるでしょう。

サポート体制がしっかりしている

国内FXは、海外FXに比べてサポート体制がしっかりとしている会社が多いです。

それもそのはずで、国内FXは基本的に日本の会社になるので、日本語でのサポートが手厚いのは当然といえるでしょう。

もちろん海外FXについても有名な業者についてはサポート体制はしっかりしていますので安心してください。

信託保全が採用されている

国内FX業者は、すべての業者で信託保全が適用されています。海外FX業者の場合も分別管理は適用されている業者が多いですが、信託保全が採用されている業者は正直多くありません。

業者が破綻しても、トレーダーの資金が全額保護される信託保全が採用されているのは、国内FXの大きなメリットになるでしょう。

国内FXの3つのデメリット

国内FXには様々なメリットがありますが、デメリットもあります。国内FXの主なデメリットを3つ紹介します。

国内FXのそれぞれのデメリットについてわかりやすく紹介をします。

海外FXに比べて、レバレッジが圧倒的に低い

国内FXの最大レバレッジは25倍です。

一方、海外FX業者によっては無制限のレバレッジが使えるなどレバレッジが国内FXに比べて圧倒的に高いです。

低いレバレッジしか利用できないのは、国内FX最大のデメリットといえるでしょう。

追証が発生してしまう

国内FXは強制決済システムにロスカットが採用されています。

海外FXで採用されているゼロカットシステムが採用されていません。よって追証が発生してしまいます。

2015年に起きたスイスフランショックなどが起きてしまうと莫大な追証を背負ってしまう可能性があるのは大きなデメリットでしょう。

追証によって人生を狂わされた方も決して少なくありません。なぜなら、追証は自己破産で帳消しにすることができないからです。

人生をかけて返済しなければならない追証を背負ってしまう可能性があるのは、国内FXの最大のデメリットといえるかもしれません。

DD方式が採用されている業者が多い

国内FX業者のほとんどは、DD方式を採用しています。

DD方式はスプレッドが狭いのが特徴ですが、その分、ストップ狩りなどの噂が絶えない為替レート提示方式です。

不公平な側面が残るDD方式が採用されているのは大きなデメリットといえるかもしれません。

海外FX業者と国内FX業者どっちがいい?

この章では、海外FX業者と国内FX業者のどちらが良いかについて説明をします。

それぞれのおすすめの人の特徴について紹介しますので参考にしてください。

海外FX業者がおすすめな人

海外FX業者が向いている方は、ズバリFXについて、ある程度の知識があり、より多くの利益を狙いたい方でしょう。

また、安心してFXを楽しみたい方にも向いています。

なぜなら、海外FXは高いレバレッジの利用ができるため、より多くの利益を狙えるからです。

またゼロカットシステムが採用されているため、追証発生させるリスクがなく取引できるので、安心して取引が可能です。

より多くの利益を狙いたいかつ安心して取引をしたい方は、海外FXを選ぶようにしましょう。

国内FX業者がおすすめな人

国内FX業者が向いている方の特徴は、知っている業者で取引したい方と初めてFXをする方でしょうか。

国内FX業者は知名度が高いので、初めて利用する方にも安心だからです。

ただし追証が発生するので、決して安心して取引できるといったわけではありませんので注意してください。

【まとめ】海外FXと国内FXを比較して自分に合う業者を選ぼう!

今回は海外FXと国内FXを比較してみました。

海外FXの特徴は以下の通りです。

  • 最大無制限のレバレッジの利用ができる
  • ゼロカットシステムの利用ができる。
  • 公平なNDD方式が採用されている。
  • ボーナスが効果
  • 世界最大のFXのプラットフォームであるMT4とMT5の利用ができる

一方、国内FXの特徴は以下の通りです。

  • 知名度が高い
  • 入出金が安心
  • 信託保全が採用されている
  • 日本語のサポートがしっかりしている
  • 日本の金融庁の認可を得ている

このように、海外FXと国内FXにはそれぞれ特徴があります。

海外FXは高いレバレッジの利用ができ、追証が発生しないので、資金効率よく安心して取引したい方に良いでしょう。

一方、国内FXは知名度が高いので、知名度の高い業者で取引したい方に置いています。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、海外FXと国内FXの違いについてご理解いただけると幸いです。

管理人

今回は海外FXと国内FXの違いについて説明をしました。
個人的には、海外FXの方が高いレバレッジの利用ができ、追証が発生しないのでおすすめです。
ただし、知名度が国内FXの方が高いので、ご自身に合った業者を選ぶようにしましょう。

以上、海外FX業者と国内FX業者の違いを比較一覧表!どっちの業者がおすすめ?…でした。

目次