IFCMarketsで利用可能な口座タイプは、「ビギナー口座」「マイクロ口座」「スタンダード口座」の3種類です。IFCMarketsは口座タイプの種類こそそれほど多くありませんが、使用する取引ツールの違いが開設可能な口座タイプやスプレッド方式にまで影響する為、特にFX初心者の方は口座タイプごとの違いが見分けづらいのではないでしょうか?

そこで本記事ではIFCMarketsで利用可能な口座タイプについて、

・口座タイプごとの特徴

・それぞれの口座タイプと相性の良いトレーダー

・口座タイプを選ぶ際のポイントおよび注意点

といった点を中心に、分かりやすく解説します。

目次

IFCMarketsの口座タイプと特徴

IFCMarketsで利用可能な口座タイプは、「ビギナー口座」「スタンダード口座」「マイクロ口座」の3種類です。

またIFCMarketsでは使用する取引ツールによって開設可能な口座タイプが異なり、IFCMarkets独自の取引ツールであるNetTradeXを使用する場合には「スタンダード口座」「ビギナー口座」の2つが、MT4/MT5を使用する場合には「スタンダード口座」「マイクロ口座」の2つがそれぞれ開設可能となっています。

IFCMarketsで効率的なトレードを行う為には、上記の表やこれからご紹介する各口座タイプの特徴を把握した上で、自分に最適な口座タイプを見極めることが重要となります。

口座タイプごとの特徴について、以下でより詳しく見てみましょう。

IFCMarketsのビギナー口座の特徴

ビギナー口座はIFCMarkets独自の取引ツール「NetTradeX」を使う場合にのみ利用可能な口座タイプです。最小取引量0.001lotの小ロット口座で最大レバレッジは400倍、口座残高の上限は5,000ドル。投資資金の少ない方や少額取引を好む方向けの口座タイプとなっています。

また「NetTradeX」を使用する場合の特徴として、スプレッドを固定制にするか変動制にするかを口座開設時に選択する仕組みを採用しています。

ビギナー口座の特徴
  • 最小取引量が0.001lot(=100通貨)の小ロット口座
  • 最大レバレッジ400倍
  • 最低入金額は1ドル
  • 口座残高の上限は5,000ドル
  • 最大取引量は1lot
  • 固定/変動スプレッドを口座開設時に選ぶ

IFCMarketsのマイクロ口座の特徴

マイクロ口座はMT4/MT5を利用する場合にのみ開設可能な、ビギナー口座と同じく小額投資向けの口座タイプです。ビギナー口座とマイクロ口座の間には共通点も数多く存在しますが、最小取引量やスプレッド、そしてスプレッド方式といった点で違いがあります。

口座タイプビギナー口座マイクロ口座
スプレッド方式固定/変動MT4:固定
MT5:変動
スプレッド0.4pips~MT4:1.8pips~
MT5:0.4pips~
最小取引量0.001lot0.1lot

上の表から分かる通り、マイクロ口座ではMT4を使用する場合は固定スプレッドが、MT5を使用する場合は変動スプレッドがそれぞれ選択される仕組みとなっています。

その他、最大レバレッジや最低入金額、口座残高上限といった点についてはビギナー口座と同様です。

マイクロ口座の特徴
  • 最小取引量は0.1lot
  • 最大レバレッジ400倍
  • 最低入金額は1ドル
  • 口座残高の上限は5,000ドル
  • 最大取引量は1lots
  • MT4を使用する場合は固定スプレッド、MT5を使用する場合は変動スプレッドがそれぞれ適用される

IFCMarketsのスタンダード口座の特徴

スタンダード口座はビギナー口座・マイクロ口座と比べて、比較的大口での取引を好むトレーダー向けのスペックを備えている点が特徴です。

他の海外FX業者で言う所の中~上級者向け口座に該当するのがこのスタンダード口座であるとお考え下さい。

具体的な特徴としては、スタンダード口座は最大レバレッジが200倍と他の2つの口座タイプより低い代わりに、口座残高や最大取引量の上限が存在しません。

最低入金額が1,000ドルと高額で最小取引量も0.1lotと大きい為、安定した資金で大口取引を行えるトレーダー向きの口座タイプであると言えるでしょう。

スタンダード口座の特徴
  • 最小取引量が0.1lot
  • 最大レバレッジ200倍
  • 最低入金額は1,000ドル
  • 口座残高の上限なし
  • 最大取引量に関する上限なし

IFCMarketsの口座タイプ別おすすめトレーダー

それでは先ほどご紹介した口座タイプごとの特徴を踏まえた上で、どの口座タイプがどういったトレーダーと相性が良いのか、について解説します。

ビギナー口座がおすすめなトレーダー

ビギナー口座は最小取引量が0.001lot(100通貨)と小さく最低入金額に制限がない為、小額資金で海外FX業者を使ったトレードを行ってみたい方やFX初心者の方におススメな口座タイプであると言えます。

また、「IFCMarkets独自の取引ツールであるNetTradeXに興味はあるけど、使用経験のない取引ツールでいきなり大口取引を行うのは不安…」と悩んでおられる方には、まずビギナー口座を開設してNetTradeXの使用感に慣れた上で、スタンダード口座の開設を検討されることを推奨します。

ビギナー口座を選ぶべき2つの理由
  • 最小取引量が小さく最低入金額に関する制限もない
  • IFCMarkets独自の取引ツールであるNetTradeXが使える

マイクロ口座がおすすめなトレーダー

マイクロ口座もビギナー口座と同様、小額資金での取引を好むトレーダー向きの口座タイプと言えます。

特にMT4/MT5を使ったトレードの経験がある方は、使い慣れた取引ツールでスムーズなトレードを行えるという点でマイクロ口座を開設することをおススメします。

マイクロ口座を選ぶべき2つの理由
  • 最低入金額が1円
  • 口座残高の上限が5,000ドル

スタンダード口座がおすすめなトレーダー

スタンダード口座は口座残高や最大取引量に関する上限が存在しないので、大口取引を安定して行えるトレーダー向きの口座タイプであると言えます。

スプレッドを極力抑えつつスタンダード口座を利用したい方は、NetTradeXかMT5を使ったトレードを行う様にしましょう。

スタンダード口座を選ぶべき2つの理由
  • 口座残高に関する上限がない
  • 最大取引量に関する上限がない

IFCMarketsで口座タイプを選ぶ際の注意点2つ

では最後に、IFCMarketsで実際に開設する口座タイプを選ぶ際のポイントや注意点を2つご紹介します。

注意点1:取引ツールとスプレッド方式の関係を事前に把握しておく

IFCMarketsでは使用する取引ツールによって適用されるスプレッド方式(固定/変動/選択制)が異なります。

取引ツールとスプレッド方式の関係についてまとめた以下の表を参考にしつつ、自分にとって使いやすいスプレッド方式の取引ツールを選ぶようにしましょう。

取引ツールスプレッド方式
NetTradeX固定/変動を選択
MT4固定
MT5変動

注意点2:口座残高が上限額を超えない様に対策を行う

ビギナー口座やマイクロ口座を使ったトレードを行い口座残高が5,000ドルを超えてしまった場合、新たにスタンダード口座を開設しなければ新規注文を行うことが出来ません。

口座残高が上限に達した際には速やかにスタンダード口座を新規口座開設する、または口座残高が5,000ドル以上になりそうなトレードをする予定の方は初めからスタンダード口座の方を開設する、といった対策を行いましょう。

IFCMarketsの口座タイプまとめ

本記事ではIFCMarketsで利用可能な3つの口座タイプ「ビギナー口座」「マイクロ口座」「スタンダード口座」について、

・口座タイプごとの特徴

・それぞれの口座タイプと相性の良いトレーダー

・口座タイプを選ぶ際のポイントおよび注意点

といった点に注目しつつ解説しました。最後に、IFCMarketsにおける3つの口座タイプごとの特徴を以下でかんたんにまとめておきます。

ビギナー口座

最小取引量が0.001lot(100通貨)の小ロット口座。NetTradeXを使用する場合のみ開設可能。最低入金額は1円、最大レバレッジは400倍と、小額資金でハイレバレッジトレードを楽しみたい方向けの口座タイプ。口座開設時に固定/変動スプレッドのいずれかを選ぶ仕組み。

マイクロ口座

ビギナー口座と同じく、小額資金でのトレードを好む方向けの口座タイプ。MT4/MT5を使用する場合のみ開設可能。最大レバレッジや最低入金額はビギナー口座と同じだが、MT4を使用する場合には固定スプレッドが、MT5を使用する場合には変動スプレッドがそれぞれ自動的に適用される。

スタンダード口座

大口取引を安定して行えるトレーダー向きの口座タイプ。ビギナー口座・マイクロ口座と違い口座残高や最大取引量に関する上限が存在しない代わりに、最低入金額が1,000ドルと高めに設定されている。最大レバレッジは200倍。スプレッド方式はNetTradeXを使用する場合には固定or変動の選択制、MT4を使用する場合には固定制、そしてMT5を使用する場合には変動制がそれぞれ適用される。

IFCMarketsは使用する取引ツールによって開設可能な口座タイプやスプレッド方式が変わる少し複雑な海外FX業者ですが、今後IFCMarketsで口座開設を行う予定の方はぜひ本記事の内容を参考にしつつ、自身に最適な口座タイプを把握しておく様にしましょう。

以上、IFCMarketsの口座タイプ3種類を比較!特徴と確認・変更方法を解説…でした。

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